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マインドフルネス

池袋オリーブメンタルクリニックでは、行動療法の一環としてマインドフルネスを取り入れています。

マインドフルネスは、今ここで判断をせず、意識に集中させることで、
乱れやすい心を平穏に保つことができるようになることを目指すものです。


ヴィッパーサナー瞑想を起源とし、マサチューセッツ大学医学大学院教授のジョン・カバッド・ジン氏が臨床に応用し、うつ病の改善に効果があることを科学的に裏付けました。

また、2007年より、元Googleのチャディー・メンタン氏が、マインドフルネスのプログラムを提供し、「脳がスッキリして、気付きを多く得られるようになる」と話題になり、世界中のビジネスパーソンの間でブームになりました。

池袋オリーブメンタルクリニックにはマインドフルネスの専用スタジオがあり、そこで医師が直接指導、治療の補助としてマインドフルネスを行っています。
(約1000円/1回 保険適応)


インストラクター

松島幸恵
インストラクター・精神科医
松島幸恵


池袋オリーブメンタルクリニック院長。
2020年より、ヨガに関する情報メディア、ヨガジェネレーションで ヨガ講座を開催中。雑誌等にマインドフルネスやヨガと精神医療や健康への影響を多数寄稿。
友永ヨーガ学院院長の友永淳子に師事。

ご利用の流れ

1. 病院予約

「マインドフルネス希望」とお伝えください。こちらの予約フォームからお申込みください。

2. 診察

ご来院時に、治療計画を相談。瞑想が効果的な症状であった場合、瞑想をご案内します。

3. マインドフルネス、ヨガ

毎週土曜日に、マインドフルネス、ヨガを行っています。時間までにお越しください。効果があるか、継続可能かなど、医師がその場で判断します。

ご不明点やご質問は、こちらのお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

2つのマインドフルネス

池袋オリーブメンタルクリニックのマインドフルネスは、大きく2つのプログラムがあります。どちらのプログラムが良いかは、医師にご相談ください。
1. マインドフルネス・ベーシック


静かに座って、呼吸と意識にだけ集中するマインドフルネスです。 乱れやすい心を平穏に保つことができるようになることを目指します。 (受付から終了まで、50分程度)

マインドフルネス・ベーシック

2. マインドフルネス・ヨガ


ヨガは、動く瞑想とも呼ばれています。呼吸だけでなく、 ポージングを通して身体と心の繋がりにも意識を向けます。 (受付から終了まで90分程度)

マインドフルネス・ヨガ

※当日は、動きやすい衣服でお越しください。お水、タオル、必要な方は寒い場合に調整できるラグやバスタオルをお持ちください。お着替えのスペースもあります。ヨガマット、座布団は無料でお貸出します。


よくあるご質問

マインドフルネスとは、今ここに集中することで心を健やかに保っていく一つの方法です。心の筋トレとも言われています。 マインドフルネスには、抑うつ症状や不安症状などのストレス反応を和らげる、集中力や創造力が高まるといった効果があることが医学的に解明されてきました。
マインドフルネスを最初に医療に応用しカバットジン先生は、マインドフルネスを「①意図的に今この瞬間に、②価値判断することなく③注意を向けること」と定義しています。

① 「今この瞬間に」
普段、私たちの注意は、過去のことや将来にさまよっています。
「あぁ、あんなこと言わなきゃよかったな」、「どうしてこんなことをしちゃったんだろう」と過去のことを思い出してくよくよしたり、「うまくいかなかったらどうしよう」、「今日の夕飯は何にしましょう」と先のことを思い悩んだりするのです。 マインドフルネスでは、今この瞬間での経験に注意を向けます。今の瞬間の体験しか本当はリアルではないのです。過去のことはもうすでに記憶でしかありません。未来のことはまだ起こってもいないことなのです。ですが、人間には想像力や記憶力がありますので、それに苦しんでしまうのです。

② 価値判断することなく
私たちは日々、多くの情報に触れて、評価や判断をしながら生活しています。 これは良い、これはひどい!、素敵だ!、うまくいきそうにないななどなど マインドフルネスでは、目の前で起きていることを、ただそのまま受け止めます。痛みや身体感覚のみならず、考えや思考に対しても同じことを行います。そうすると考えや思考も移りゆくことだということわかるのです。

③ 注意を向けること
お皿を洗う、歯磨きをするといった行為は大人であればもう無意識にできてしまいますね。もしくはボーッとYoutubeを眺めていたら何時間も経過してしまった!なんてこともあるかもしれません。マインドフルネスでは、意図的に一つの行為に注意を向けていくのです。

現代社会はパソコンやスマホが手元にあり、常に情報にさらされ続けています。私たちは江戸時代の人々が一生かけた情報をたった1日で受け取っているそうです。そして以前にも増して競争が激しくなっており、効率性と時間に追われた生活になっています。こうした状況にストレスを感じてメンタルヘルスを崩す方が多いのです。

このような現代社会の現状は、目標達成が自分の価値であると過度に考える「することモード」が重要視され過ぎており、自分の心の動きなど私的出来事に巻き込まれずにただそこに居る「あることモード」とかけ離れている状態と考えられ、うつ状態を来たしやすくなる原因になっているとも考えられます。

こうした中、「今ここ」に集中するマインドフルネスに注目が集まっています。マインドフルネスを最初に医療に応用しカバットジン先生は、マインドフルネスを「意図的に今この瞬間に、価値判断することなく注意を向けること」と定義しています。

今ここの瞬間に意識を向ける、簡単なようでやってみるとなかなかできないものです。例えば、ゆっくり歩いてみる、食べ物をじっくり味わってみる。忙しい日常では歩きながらスマホを操作したり、食事を食べながらYoutubeを観るといったマルチタスクが普通に行われています。そうしたとき私たちの意識は今にありません。心がここにない状態なのです。

あることモードで見てみる、完全に意識を今ここに向けてみることで心が落ち着いてきます。より長期に行うことで、注意力が上がり、身体的な感覚が鋭敏になりネガティブな思考に囚われにくくなるといった効果があげられます。

医療の世界でもマインドフルネスが取り入れられ、うつ病、不安、慢性疼痛などに効果が出てきています。また研究でもマインドフルネスを継続することで脳内の変化が起きることも立証されています。 こういった背景からマインドフルネスが現代社会で注目を集めているのです。

ヨガとは結合するというサンスクリット語が語源です。ヨガには、身体的なプラクティスだけでなく、呼吸法や、瞑想といった様々な技法が含まれていて、心と体結びつける作用があるのです。動く瞑想とも言われます。自分自身と繋がり、そして他者や世界とより有意義につながることができるのです。

基本的にはどなたでもご参加いただけますが、まずは主治医にご相談ください。

メディテーション中に考え事が止まらなくても大丈夫です。むしろ次々と考えが浮かんでくるのは当然のことなのです。

考え事が浮かんでいることに気づいたら、目を開けて何かを見つめたり、匂いや音などの五感に意識を向けてみてください。それを繰り返すことで注意力があがり、徐々に思考が落ち着いていきます。


メッセージ

マインドフルネスには、うつ病などの精神疾患の予防や治療に効果があることが知られています。また、ストレスが低減し、注意力向上などの効果も期待されます。症状が強くなる前の方に 特におすすめです。気になった方は、まずはご来院ください。
インストラクター 松島幸恵
メッセージ

企業

マインドフルネスが「ひらめき」や「気付き」を実現する脳を創り出すのではないかとの期待から、Googleをはじめ多くのグローバル企業で採用されています。

日本でも、健康経営とストレスマネジメントに活用できることから、企業研修にマインドフルネスを取り入れる動きがあり、当院にもご相談が寄せられています。

ご要望に応じた形で支援することが可能ですので、まずはお問い合わせください。



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