池袋オリーブメンタルクリニック|池袋駅徒歩5分の精神科・心療内科

rTMS

rTMSとは

rTMS(反復経頭蓋磁気刺激)とは、人体に無害な磁気を用いて脳の深部に直接刺激を与えることで、脳を活性化し脳機能を整える、アメリカで開発され注目を集めている最新のうつ病の治療方法です。
うつ病の多くは、脳の左前方領域の機能が低下し、神経細胞間で情報を伝える神経伝達物質の分泌機能が低下しています。
rTMSは、磁場を連続発生させるコイル装置を患者の頭部に当て、磁場の働きで生じた誘導電流が脳の神経細胞をつなぐシナプスを刺激します。

当院ではオランダ製のマグプロという機械を採用しています。

θバースト刺激が可能で、治療時間は6分程度と非常に短く、安全性も高い機械です。
磁場により脳を刺激することで血流を促進し、神経伝達物質の放出を促し、脳の働きが改善されます。
副作用として、治療中に刺激部位に不快感等を覚えることがありますが、慣れると気にならない方がほとんどです。

rTMS治療の効果

TMSは磁場の変化で脳を刺激し、神経可塑性を高めることで脳機能を回復させ、特に抗うつ効果が期待されています。これにより心身のバランスが改善し、不眠の解消や意欲向上などの前向きな効果が得られます。治療効果は約3人に2人の割合で確認され、20回の治療後に効果を判定するのが一般的ですが、早ければ5~6回で効果が現れることもあります。

rTMS治療の特徴

異なる治療効果

治療がうまくいかない方に対しても、おおよそ3~5割の割合で寛解(うつ病になる前の元の状態に戻る)となり、およそ3人に2人に一定以上の改善効果が見られます。

薬による治療と同等の効果が認められており、自由診療では初めからTMS治療を行うことも可能です。

ただし、繰り返し治療を重ねていくのがTMSですので、少なくとも週2回以上、なるべく頻回での通院加療が必要となります。

副作用の少なさ

体全体に副作用の可能性がある薬物治療と比べると、ピンポイントで刺激するTMSの場合、治療後の副作用が少ないことが非常に大きな特徴です。

まれに最初は頭痛や吐き気などを催される方もいらっしゃいますが、多くの場合が少しずつ慣れていきます。

治療時間の短さと効果の早さ

治療時間が短く、身体への負担が少ないため、仕事の合間でも通院可能で治療後すぐに日常生活に戻れるのが特徴です。

また、通院時のみの治療で済むため、薬の飲み忘れの心配がありません。さらに、短期集中治療では最短1週間で効果が期待でき、早期回復を目指す場合に有効です。

再発の少なさ

rTMS治療は、薬物療法より再発率が低いことが分かっています。

1年後の再発率は1~3割といわれています。

抗うつ剤と併用することで、さらに再発率は低下すると考えられています。

rTMS治療の流れ

①診察・ご相談のご予約

まずは診察・ご相談のご予約をお願い致します。

②診察・回数の決定

現在の症状をお伺いし、rTMSのご説明、回数の決定をしていきます。

③治療開始

rTMS治療を受けていただきます。
1回の時間は15~60分程度になります。

rTMS治療の費用

1回

¥6,500(税別)

10回

¥63,000(税別)

20回

¥125,000(税別)

30回

¥180,000(税別)

rTMSのお問い合わせ・ご予約

メッセージよりご希望の曜日や時間帯などをお伝えください。